「任意売却」のポイント！知っておくべき不動産売却の基礎知識

2023/07/11 不動産売却査定税金

今回は、「任意売却」について、基礎知識をご紹介いたします。不動産売却を考える上で、「任意売却」を選ぶ理由や手続きの流れ、そのメリットやデメリット、成功のためのポイントをご紹介します。さらに、成功した実例もご紹介いたしますので、ぜひ最後までお読みください。不動産売却に関する重要な情報が盛りだくさんですので、お役立ていただけることでしょう。では、早速詳しくご説明いたします。

「任意売却」ってなに？
任意売却の流れと手続き
「任意売却」のメリットとデメリット
任意売却の成功のために注意すべきポイント
任意売却がうまくいった実例

「任意売却」ってなに？

任意売却とは、「住宅ローンの返済が困難になった場合」「売却金額より住宅ローンの残債が多い場合」に、金融機関（債権者）と話し合いが行われ債権者の承諾得て売却することをいいます。

ローンの返済が出来なくなった自宅は、何もしないままでいると競売にかかってしまいます。

競売での売却ですと、相場よりも引く金額で売却されてしまうことが多くあります。

そうすると、金融機関（債権者）としても回収が少ない。

借りた人（債務者）としても、残債がたくさん残ってしまうことになります。

※売却後、残った残債は分割返済することになります。

そこで、任意売却です。

一般的に、競売と比べると任意売却の方が高く売却することが出来る可能性があります。

そのため、任意売却は競売を回避するための手法として注目されています。

メリットの多い任意売却ですが。

任意売却を成功させるためには、金融機関の交渉、債務の返済スケージュール等について交渉する必要があります。

綿密な調整が必要となるため、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切になります。

任意売却の流れと手続き

以下に、任意売却の一般的な流れと手続きをご説明します。

任意売却は、住宅ローンの支払いが滞ってしまった際に、選択する流れになることがほとんどです。

①金融機関からの督促

②不動産の査定、住宅ローン残高の確認

　不動産会社に相談、不動産の査定をしてもらいます。

　それにより、不動産を売却することで、返済が出来るのかどうかの確認します。

　もし、返済が出来ないと考えられる場合は、任意売却を検討します。

　※媒介を取得するために査定価格を高めに提示する業者に注意しましょう。

③債権者へ任意売却することの確認

　売却しても残債が残ってしまう場合には、債権者（金融機関）に了解をえる必要があります。

　任意売却をすること。売却金額はいくらになるのか。

　金融機関と不動産会社で良く打ち合わせを行う必要があります。

　※ここでの打ち合わせがスムーズにいくことが任意売却成功のポイントです。

④任意売却の開始

　一般的な不動産売却と同じ流れになります。

　家に住みながらの売却になることが多く、購入を検討される方は、自宅を見学しに来ます。

　良い条件で購入してもらうためにも、整理整頓を行い清潔感のある室内にしていきましょう。

⑤売買契約・決済・引渡し

　購入者が決まれば、契約を行い決済時にすべての金銭の授受を行い物件を引き渡します。

⑥残債の返済

　自宅を売却しても、住宅ローンの残債は残っていますので、債権者との間で毎月の返済額を相談して、無理のない範囲で返済してきます。

以上が、任意売却の一般的な流れと手続きです。個々の状況によって異なる場合もありますので、専門家との相談をおすすめします。不動産売却は大きな決断ですが、適切に手続きを進めることで債務の返済に繋げることができます。

「任意売却」のメリットとデメリット

任意売却は、強制執行や競売ではなく、売主と購入希望者の合意に基づいて行われる売却方法です。

①競売よりも高値での売却が望める可能性があります。

②売却後の残債は残りますが、毎月の支払いは以前よりも少なくなります。

③債権者（金融機関）との話し合いによっては、新居先への引っ越し費用も売却価格から補ってもらえる場合があります。

④プライバシーが守られる。競売になるとその事実が、ネットや新聞等で公開されてしまいます。

　「ローンを滞納していること」が知られないことも、メリットになります。

以上が、「任意売却」のメリットとデメリットです。慎重な検討が必要ですが、適切な条件を探すことでスムーズな売却が期待できるでしょう。

任意売却の成功のために注意すべきポイント

任意売却の成功のために注意すべきポイントは以下のとおりです。

まず第一に、不動産の適正な評価価格を知ることが重要です。自分の不動産を適正な価格で売却するためには、専門家の意見を聞くことが必要です。不動産業者に相談し、適正な価格を把握しましょう。

次に、売却の目的や条件を明確にすることが必要です。なぜ不動産を売却するのか、売却する予定の期間や条件などを明確にしておきましょう。これにより、売却戦略を立てることができます。

また、売却方法を選ぶ際には十分な検討が必要です。任意売却には様々な方法がありますが、自分の状況に最適な方法を選ぶことが重要です。

最適な売却方法を決定しましょう。

さらに、売却のプロセスや手続きを理解することも重要です。不動産の売却には手続きや書類が必要となりますので、これらを理解しておくことが必要です。また、売却に関する法律や税金の知識も必要ですので、専門家の助言を仰ぐことをおすすめします。

最後に、売却活動には時間や労力がかかることを覚えておきましょう。不動産の売却は簡単な作業ではありませんので、根気強く取り組む必要があります。そのためには、売却活動に時間的な余裕を持つことが重要です。

以上が任意売却の成功のために注意すべきポイントです。これらのポイントを押さえて、スムーズな売却活動を進めましょう。

任意売却がうまくいった実例

不動産売却には、「任意売却」という方法があります。一般的には裁判所を通じて行われる「競売」とは異なり、自主的に売却を進めることが特徴です。

任意売却には、いくつかのポイントがありますが、ここでは成功事例を紹介します。

まず、ある方は住宅ローンの返済に困っていました。経済的な理由から月々の返済が苦しく、不動産の売却を考えていました。彼はいくつかの不動産会社に相談しましたが、「任意売却」という方法を提案されました。不動産会社のアドバイザーが彼の状況を把握し、売却手続きをスムーズに進めてくれました。結果として、任意売却が成功し、彼は住宅ローンの返済問題を解決することができました。

これらの成功事例から、任意売却は個々の状況に合わせた柔軟な解決策となり得ることがわかります。不動産会社のアドバイザーのサポートを受けることで、よりスムーズに売却手続きを進めることができるでしょう。

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