マンション売却の諸経費とは?お手取り金額を徹底解説

query_builder 2025/10/05
ブログ画像

3000万円で売却!でも手取りは…?マンション売却で9割の人が見落とす「意外な費用」の正体



「マンションが3000万円で売れたら、3000万円がそのまま手元に入る」

もしあなたがそう考えているなら、その認識は危険です。その思い込みが、将来の資金計画を根底から覆すことになりかねません。
「3000 万円で売れたら 3000 万そのまま入るんですよねって聞かれたんです」「ああそれはよくある勘違いだね」というプロの会話があるように、マンションの売却価格と、最終的にあなたの銀行口座に振り込まれる「手取り額」は全く異なります。
この記事では、マンション売却時にかかる「諸経費」の中でも、特に多くの人が見落としがちで、金額の大きさに驚く3つのポイントに絞って、その正体を徹底解説します。


驚きのポイント1:利益が出ても税金が「0円」になる魔法の制度

驚愕の事実:利益が出ても税金が「0円」になるカラクリ


まず、マンションを売却して利益(売却益)が出た場合には、「譲渡税」という税金がかかります。しかし、ここが最も意外なポイントです。

もし売却したのがご自身の自宅(マイホーム)であれば、「3000万円の特別控除」という制度が利用できるケースがほとんどです。これにより、売却益が3000万円までであれば、譲渡税はなんと0円になります。
利益が出てても税金 0 になるっていうことがあるって意外です
多くの方が「利益が出たら必ず税金がかかる」と思っていますが、この制度のおかげで、実際には税金を払わずに済むケースが非常に多いのです。
ただし、この控除が使えない特定のケースや、利益が3000万円を大幅に超える場合には税金が発生するため、注意は必要です。



驚きのポイント2:「仲介手数料」だけで100万円を超える現実

手取りを削る最大の要因:「仲介手数料」という名の100万円


マンション売却にかかる費用の中で、最も大きな割合を占めるのが、不動産会社に支払う「仲介手数料」です。その金額は、決して小さなものではありません。

例えば、3000万円のマンションを売却した場合、仲介手数料は以下の計算式で算出されます。
(売却価格の3% + 6万円)+ 消費税
これを計算すると、**合計で「105万6000円」**にもなります。
ひあ 100 万円超えは結構大きいですね
つまり、この手数料は単なる手続き費用ではなく、あなたの資産を適正価格で、かつ安全に売却するための専門知識と販売活動への投資なのです。しかし、その金額の大きさは無視できません。不動産会社は、この報酬を元に広告宣伝活動、購入希望者の探索、複雑な契約手続きの代行といった専門的な業務を遂行します。



驚きのポイント3:契約書の「印紙」一枚にもコストがかかる

「チリツモ」では済まない、契約書に潜む数万円のコスト


売却手続きでは、意外なところにも費用が発生します。その代表例が、売買契約書に貼る「収入印紙」にかかる「印紙税」です。

売却価格が1000万円超5000万円以下の物件の場合、この印紙税だけで「1万円」がかかります。
ええ契約書にペタッと貼るだけで 1 万円もするんですね
たかが紙一枚、と侮ってはいけません。さらに、住宅ローンが残っている場合は、それを完済したことを証明するための「登記費用(抵当権抹消費用)」が約2万円~数万円かかることもあります。
このように、一つひとつは数万円単位でも、細かな出費が積み重なっていくのが不動産売却なのです。
【具体例】3000万円で売却した場合の手取り額シミュレーション
では、これまで解説した費用を踏まえて、実際に3000万円でマンションが売れた場合、手元にいくら残るのかをシミュレーションしてみましょう。
 売却価格: 3000万円
 マイナスされる費用:
    ◦ 印紙税: 1万円
    ◦ 仲介手数料: 105万6000円
    ◦ 登記費用: 約4万円~8万円(※住宅ローンを完済し、抵当権を抹消する場合)
    ◦ 譲渡税: 0円(※3000万円の特別控除を適用した場合)
これらの諸経費を売却価格から差し引くと、最終的な手取り額は**「約2885万円前後」**となります。
ご覧の通り、「売却額イコールお手取りじゃない」という事実が、これだけで明確にお分かりいただけたかと思います。



まとめ:

不動産会社に聞くべき「魔法の質問」

この記事で最もお伝えしたいのは、「マンション売却を考える際は、売却価格だけでなく、最初から『手取り額』がいくらになるかを意識することが極めて重要である」ということです。
そこで、あなたが不動産会社に相談する際に、必ず尋ねてほしい「魔法の質問」があります。それは、この一言です。
「お手取りは、実際いくらになりますか?」
この質問をするだけで、不動産会社は必要な諸経費をすべて計算し、より現実に近い資金計画を提示してくれます。これだけで、安心して売却計画を進めることができるはずです。
まずは『手取り額』の概算から、あなたの売却計画をスタートさせてみてください。



----------------------------------------------------------------------

ハウスドゥ蒲生駅前

住所:埼玉県越谷市蒲生茜町19-1井上ビル1F

----------------------------------------------------------------------