【第5回】生前贈与は本当に得?相続との違いと損しない使い方

query_builder 2025/07/27
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※本記事は【相続と節税】をテーマにした全10回シリーズの第5回です。
40代〜70代の方が「知ってよかった」と思える知識を、毎回やさしく解説しています。



【はじめに】

「生きているうちに贈与したほうが節税になるって聞いたけど…」
「相続税を減らせるなら、贈与しておこうかな…」

そんな声をよく耳にします。
確かに、生前贈与は相続税対策として有効な手段のひとつです。
しかし、知識があいまいなまま行うと、逆に損をしてしまうケースも少なくありません。

この記事では、

  • 生前贈与と相続の違い

  • 節税になるケースとならないケース

  • 損をしないための正しい贈与の使い方

を、中学生でもわかる言葉と具体例で解説します。



【目次】

1.生前贈与と相続の違いとは?

2.年間110万円の非課税枠とは何か?

3.【事例1】コツコツ贈与して節税に成功したケース

4.相続時精算課税制度とは?知らずに損しないために

5.生前贈与が逆効果になるケースとは?

6.贈与を上手に使いこなす3つのコツ

7.まとめとお問い合わせフォーム



1. 生前贈与と相続の違いとは?

まずは基本的な違いからおさえておきましょう。

比較項目

生前贈与

相続

タイミング

生きているうちに渡す

亡くなった後に自動的に渡る

税金の種類

贈与税

相続税

課税の基準

年単位(暦年)で課税される

相続発生時点の総額で判断

主な非課税制度

年110万円の非課税枠など

基礎控除(3,000万円+600万×人数)

手続きの手軽さ

贈与契約書の作成などが必要

相続登記などの法定手続きあり


✅「生前贈与」は自分の意志でコントロールできる

相続は「亡くなったあと」でなければ発生しませんが、
生前贈与なら「いつ・誰に・いくら渡すか」を自分で決められます。
そのため、計画的に節税したい人にとっては強力な手段となります。



2. 年間110万円の非課税枠とは何か?

これは「暦年贈与の非課税制度」と呼ばれるもので、贈与税がかからずに毎年贈与できる限度額のことです。



📌ポイント

  • 贈与税がかからないのは「1人あたり年間110万円まで」

  • 相手が何人いても、それぞれに110万円までOK

  • 1月1日〜12月31日の期間でリセット



✅ たとえば…

子ども2人に毎年110万円ずつ贈与すれば
年間220万円、10年で2,200万円を非課税で移転できます。


3. 【事例1】コツコツ贈与して節税に成功したケース

👨‍👩‍👧 ケース概要

埼玉県在住の60代男性(会社経営)は、相続税対策として20年前から毎年110万円ずつ、長男・長女に贈与を行ってきました。



💡 結果

  • 20年 × 2人 × 110万円= 4,400万円を非課税で移転

  • 相続発生時点での財産は大幅に圧縮され、相続税がゼロ

→ 早くから準備していたことで、贈与税も相続税も一切かからなかった成功事例です。



4. 相続時精算課税制度とは?知らずに損しないために

もうひとつの贈与の仕組みに「相続時精算課税制度」があります。これは、贈与のときには税金を抑えて、最終的には相続時に精算する仕組みです。



✅制度のポイント

内容

詳細

対象者

贈与者が60歳以上の親、受贈者が18歳以上の子や孫

非課税枠

2,500万円まで贈与税なし。ただし超えた部分には20%課税

相続時の取扱い

贈与した分も相続財産に加算して、相続税として最終精算される

一度選択したら変更不可

いったん選ぶと、暦年贈与の110万円枠が使えなくなる


❗注意点

この制度は一見「節税に見える」ものの、実は相続税がかかる家庭では有利、そうでない家庭では不利になることがあるため、慎重な判断が必要です。



📘事例:贈与税がゼロでも、相続税がかかったケース

父から2,000万円の贈与を相続時精算課税で受けたAさん。
→ 贈与時は税金ゼロ。しかし相続時にその2,000万円が相続財産に加算され、相続税が発生。
結果、**贈与の意味がほとんどなかった…**ということも。



5. 生前贈与が逆効果になるケースとは?

5. 生前贈与が逆効果になるケースとは?

❌こんな贈与は損する可能性大!

1.亡くなる3年以内の贈与
 → 相続財産に持ち戻され、相続税の対象になります(2024年以降は対象期間の延長予定あり)。

2.口座だけ動かして贈与契約を交わしていない
 → 「本当に渡したといえるのか?」と税務署に否認されるケース多数。

3.相続税のほうが安く済んだ場合
 → 贈与税率のほうが高いため、節税どころか納税額が増えてしまうケースも。



✅贈与税と相続税、どっちが得か?

贈与税は110万円を超えるとすぐ10%〜55%課税される一方、
相続税は基礎控除が大きく、税率も相対的に緩やかです。

→ むやみに贈与を繰り返すよりも、「相続税がかからないラインを保つ」方が得になることも多いのです。



6. 贈与を上手に使いこなす3つのコツ

コツ① 贈与契約書を必ず作成する

口約束や口座振込だけではなく、「贈与契約書」を毎年残すことで、トラブルや否認リスクを回避できます。


コツ② 通帳・印鑑・管理権限を分ける

贈与先(子どもなど)が自分で管理できる通帳を用意し、親が一切関与しないようにするのが基本です。



コツ③ 相続税の有無を試算したうえで贈与計画を立てる

税理士や不動産会社に相談して、「将来の相続税」と「贈与税」を比較しながら戦略的に贈与することが重要です。



7. よくあるQ&Aコーナー

Q1. 子どもが学生でも贈与できますか?

はい、可能です。
未成年・学生であっても贈与は成立します。ただし通帳・印鑑の管理が親にあると、名義預金と見なされる可能性があります。



Q2. 贈与を現金手渡しでもOK?

基本的にはNGです。
銀行振込にして履歴を残し、贈与契約書と一緒に保管しておくのが望ましいです。



Q3. 孫への贈与は節税になりますか?

一定の条件下では有効です。
ただし、孫は法定相続人ではないため、相続時の「非課税枠」や「税率」が異なります。多額の贈与を考えるなら、慎重な設計が必要です。



8. まとめとお問い合わせフォーム

✅この記事のまとめ

  • 生前贈与は節税効果がある一方、知識がなければ逆効果にもなる

  • 年間110万円の非課税枠をコツコツ使うのが基本

  • 相続時精算課税制度は慎重に選択すべき

  • 贈与契約書の作成と通帳管理の分離がトラブル防止の鍵

  • 「損しない贈与」は、事前のシミュレーションが不可欠!


📩 相続と贈与、どちらを選ぶ?不安な方はご相談ください

「この贈与、大丈夫かな?」「相続税を減らせる?」など、
ハウスドゥ蒲生駅前店では、お客様一人ひとりの状況に合わせた最適な相続・贈与プランをご提案いたします。漠然とした不安から具体的な対策まで、税理士や弁護士と連携しながらトータルサポートさせていただきます。
ご不安な方は、越谷市に密着した不動産と相続の専門家「ハウスドゥ蒲生駅前」までお気軽にご相談ください。

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