【第2回 後見制度】法定後見制度を徹底解説!申立てから選任、実務まで

query_builder 2025/06/29
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第1章:法定後見制度とは?

法定後見制度とは、すでに本人の判断能力が不十分になっている場合に、家庭裁判所の判断で後見人を選び、その人が本人に代わって法律的な手続きや財産管理を行う制度です。

大きく分けて以下の3種類に分かれています:

  • 後見:判断能力が“まったくない”人向け

  • 保佐:判断能力が“著しく不十分”な人向け

  • 補助:判断能力が“一部不十分”な人向け


第2章:申立ての流れ

  1.医師の診断書を準備(家庭裁判所指定の書式)

  2.家庭裁判所に申立て(家族や市区町村長などが可能)

  3.家庭裁判所の調査官による面談・照会

  4.裁判所の審理・判断

  5.後見人が選任され、活動開始



第3章:後見人に選ばれる人は?

  • 家族(配偶者・子ども・兄弟など)

  • 親戚や友人

  • 専門職後見人(司法書士・弁護士など)

家庭裁判所が、公平性や過去のトラブル歴などを考慮して選任します。



第4章:後見人の主な仕事とは?

  • 本人の銀行口座や資産管理

  • 介護施設・医療機関との契約

  • 年金・税金・公共料金の手続き

  • 不動産の管理・賃貸契約など

※ただし、不動産の売却や重要な契約は、裁判所の許可が必要なケースもあります。



第5章:実際の事例から学ぶ

【事例1】悪徳訪問販売から母を守れた

認知症を患った母親が高額な布団を何度も購入してしまい、家族が困っていた。法定後見制度を利用し、長男が後見人に就任。以降、契約を無効にできたり、同様の被害を防げた。



【事例2】空き家の売却が可能に

父親が認知症で施設入居したが、自宅が空き家に。管理費用や固定資産税がかさみ困っていたが、家庭裁判所の許可を得て不動産を売却し、施設費用に充てられた。



第6章:メリット・デメリット

【メリット】

  • 本人の権利を法的に守れる

  • 家族の精神的・金銭的な負担を軽減


【デメリット】

  • 毎年の家庭裁判所報告が必要

  • 報酬が発生することも

  • 自由に後見人を選べない


第7章:まとめ

法定後見制度は、「すでに判断能力が不十分な状態」になってしまった方を守るための最後の砦とも言えます。家族が安心して対応するためにも、制度の正しい理解と準備が欠かせません。

次回は「任意後見制度」について解説していきます!


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